相続はある日突然起こり、大切な人を亡くした悲しみに暮れる暇もないほど、やらなくてはならないことが押し寄せてきます。
初めて経験することも多く、かといって、じっくりと考えたり家族で相談したりする時間もないため、全てを終えて振り返ってみると、「ああすれば良かった」「こうすれば良かった」と後悔の念がわいてきたりするものです。
亡くなったご本人に「これで良かったかな?」と確認することもできないので、生前にしっかりと話を聞いておくべきだった、そして、その想いが叶うように準備しておくべきだった、という気持ちになったりもしますが、時間を取り戻すことはできません。
相続発生前に話をしておけば良かった、の一例をあげると、実家についてです。両親が亡くなり実家が空き家になった場合、生前に両親の想いを聞いていないと、実家を処分してしまうのに気が引けて、とりあえずそのままにしておこう、という気持ちになるのは自然なことですね。
とりあえず一周忌まで、があっという間に1年が経ち、やはり三回忌までにとなったものの、忙しくて時間もないし家の中の荷物の片付けの問題もあるので、七回忌が来たら今度こそ決めよう、なんて言ってるうちに、人が住まなくなった家は急速に傷んでいってしまいます。自分も年齢を重ねていくことになるので、時間が経てば経つほど面倒な気持ちにもなっていきます。
ところが、両親と生前に話をしていて、両親の方から、「自分たちが亡き後は、家は売って、そのお金を有意義に自分たちの人生に使って欲しい。」と一言もらっていたならどうでしょうか?そのたった一言でも聞いていれば、子供は安心して、実家を処分することができるのではないでしょうか。それほど、子供にとって実家の処分というものは心理的ハードルが高いものです。
シーズーオフィスでは、相続の発生する前の事前準備コンサルティングに力を入れています。心理的な面だけでなく、実務的にも両親の身の回りについて知らないことわからないことは多くあり、事前に準備しておかないと困ることがたくさんあるのです。
思い立ったらその時がタイミングです。お話するだけでも気持ちの整理ができるものです。話してスッキリした!それも立派な解決です。初回相談は無料でお話を伺います。まずは一歩、自分のために、行動してみましょう!